プッシュ法、軸保持短縮法など内視鏡検査の3つの方法を調べました。いま、イチバン痛みを感じることが少ない検査方法とは?
内視鏡検査を受けるためのクリニック選びで肝心なことは、痛みを感じにくい検査方法を採用しているかということ。
検査方法によって、痛みを大きく感じたというケースもあれば「痛くもなく楽にすぐに終わった」という人もいます。これは病院がどんな検査方法を採用しているのかという問題が多分にあるのです。それでは、内視鏡による検査方法の種類についてそれぞれ紹介していきます。
病院や検査機関で一般的に採用されているプッシュ法(ループ法とも呼ばれる)。その名前からイメージされる通り、内視鏡を腸内に押し込む検査方法のこと。
この方法で内視鏡を挿入すると、腸に引っかかってしまうことがあり、人によっては痛みを感じることがあるようです。そもそも大腸は曲がりくねっているうえに、S状結腸や横行結腸という部分ははおなかの中に固定されておらず、ぶらぶらした状態なのだそう。
医師の多くはS状結腸の曲がりくねっている部分に、内視鏡がきたときにグッと押し込んで腸を伸ばしながら挿入する技を多用しています。
つまりこれがプッシュ法です。プッシュすることでS状結腸とこれに付着する腸間膜が過伸展され、痛みが生じます。さらに次の腸の屈曲でも押し込むため痛みは強くなります。
そして、内視鏡を押し込むことでしかその先まで検査を進めることができないため、最終的にきつい苦痛を感じることとがあるよう。安全面でも苦痛の面からも、プッシュ法は正直お勧めできません。
こちらは、結論から申し上げると現在行われている内視鏡検査の中でも、最も痛みを感じにくい検査方法と言われています。
軸保持短縮法は、グリグリと突っ込んでいくプッシュ法に対して、S状結腸の屈曲部に内視鏡がきたときに、内視鏡をひきもどしながら行います。内視鏡自体のうねりのほか、上下左右のアングルや空気吸引も駆使しながら、腸を傷つけないように繊細にS状結腸の屈曲部をゆるやかに越えていきます。
このとき、体位を変えたり医師が外からの腹壁への圧迫もくわえながら行ってくれることで、屈曲部のカーブをゆるやかにしながら検査する方法です。
軸保持短縮法は、技術的に優れ熟知していることが重要で、この方法を成功させるためには緻密な内視鏡の操作や、専門の技師による腹壁外からの圧迫が必要なのです。
よって、軸保持短縮法を採用しているクリニックならば、内視鏡挿入の際に大きい屈曲が現れても無理に押し込むことはしないで、腸管の中の空気を吸引して腸も虚脱させながら強くなった屈曲を緩やかにしながら検査してくれます。
丁寧に繊細な作業でひとつずつ腸の屈曲を越えていってくれるので、軸保持短縮法ならまったく痛みがなかったという感想を持つ患者さんも多くいらっしゃるようです。
3つ目の検査方法は無送気注水法(浸水法)というもの。
通常の挿入法では挿入時に大量の空気を入れているのですが、無送気注水法(浸水法)はその代わりに少量の水を入れるといった方法です。水の量は1人あたり100~200ml程度。
空気の1/10程度なので基本的に腸を虚脱したまま挿入できることも特徴です。空気が送られてふくらんだ腸は風船のように元の形に戻ろうとしますが、虚脱した腸は抵抗しないので短縮しやくなり、痛みを感じることがより少なくなるといった理論に基づいた方法です。
水の量が少ないので、おなかが張りにくいことが特徴です。
以上のことを考慮して、痛みを感じにくい検査を望むのなら軸保持短縮法をやってくれるクリニックを選ぶべきでしょう。
当サイトで紹介しているクリニックでは、四谷メディカルキューブで実施しています。こちらは経験豊富で技術力が高い専門医が在籍していているので安心でしょう。(ケースによっては、相談の上まれに「無送気注水法」で検査する場合もあるとのことです)
さらに、四谷メディカルキューブでは内視鏡検査の際に腸内へ注入する気体に、炭酸ガスを使ってくれます。炭酸ガスは体内に吸収されやすく「おなかが張る」「気分が悪い」といった患者の苦痛を安全に減らせるメリットがあるのです。
こちらの医院は、雑誌やテレビなどのメディアでも紹介されていて、他院からのセカンドオピニオンとしても評判が高いようです。
内視鏡検査のエキスパート(名医)が診察してくれるので「こんなに楽だと思わなかった」と口コミ評価も高いようです。女性の医師も在籍しているため、男性の医師に抵抗がある方は女医を指名することも可能。
痛みを感じにくい検査方法で行ってくれることはもちろん、完全個室でプライバシーにも配慮されていることなどからも安心感があるので、イチオシのクリニックですよ。